1972-05-23 第68回国会 衆議院 逓信委員会放送に関する小委員会 第1号
○志賀参考人 規制ということは、ぼくは前提に立つということ自身に実はたいへんに疑問を抱いているわけです。たとえばNHKの放送が始まりましたとき、有名な松内アナウンサーという——せんだって亡くなりましたけれども、松内アナウンサー、神宮球場カラスが二羽、三羽というみごとな情景描写をしてたいへん著名な方ですけれども、あの松内さんが、お定もどきなというような発言をして、そこで規制されまして、始末書を書かされて
○志賀参考人 規制ということは、ぼくは前提に立つということ自身に実はたいへんに疑問を抱いているわけです。たとえばNHKの放送が始まりましたとき、有名な松内アナウンサーという——せんだって亡くなりましたけれども、松内アナウンサー、神宮球場カラスが二羽、三羽というみごとな情景描写をしてたいへん著名な方ですけれども、あの松内さんが、お定もどきなというような発言をして、そこで規制されまして、始末書を書かされて
○志賀参考人 一点は、現在放送局が公共性もあるのにかかわらず、他の企業に比してそういうウエートが非常に重いのにもかかわらずポルノ番組を流しているのはどうかという御質問だと思いますけれども、確かにそのとおりだと思います。ただし、現状においては、テレビは何でもできるのだということにやはりぼくは、最初の論点にまた戻りますけれども、何でもテレビはできるのだ、テレビ局では何をやってもいいのだというような点が現状
○志賀参考人 志賀信夫でございます。 私は、評論家という立場で、少し水野委員長の御意向に即しないかもしれませんけれども、幾ぶんマクロな点から、四つの角度から切ってみたいと思っております。 第一点は、テレビと社会とのかかわり合い、関連性ということです。それから第二点は、テレビというマスコミの媒体としての特質という点からポルノ問題を考えてみたい。それから第三点は、送り手側の問題。それから第四点は、受